キャメロット ウルトラライト #1 レッド
沢登りやアルパイン(夏だけ)、バリエーションに入り始めて何年かたってきたら、
中間支点が気になり始めた。いままでは(優しい)先輩リーダーが取ってくれてましたからね。そろそろ自分でもできるようならないと、いつまでも自立できない親子亀かコバンザメの子供になっちゃう。
ということで、カムを買って、使えるようになっておきたい。先にハーケンでしょ!なんて声も聞こえてきますが、いいんです。カムの造形美が単純に好き。名前知ったのもちょっと前なだけww
さて、買おうと思ったらクライミング大人気のせいなのか、生産国のコロナのせいなのかわからないけど、久しく売り切れが続いていたブラックダイヤモンド(BD)のカム キャメロット ウルトラライトがWEBをみるとようやく入荷し始めてました。
ちょこちょこ輸入されるのかわかりませんが、ある時に買っとくのが鉄則ですね。
先輩のアドバイスでは、まずは#1から揃えて行けばいいと。
「揃えていく順番としては1、2、0.75 、0.5、3で」
なるほどまぶら#1を買おうと、BDのサイトを見ると、キャメロットもC4とウルトラライトがある。何かが違うんだな。スペック比較好きとしては比較しないわけにはいかない。
BDの国内代理店、ロストアローのサイトを参照
ライトの方が劣るように思える点は強度。
強度 | |
C4 | ウルトラライト |
#0.3=8kN | |
#0.4=9kN | #0.4=8kN |
#0.5=12kN | #0.5=10kN |
#0.75=14kN | #0.75=12kN |
#1=14kN | #1=12kN |
#2=14kN | #2=12kN |
#3=14kN | #3=12kN |
#4=14kN | #4=12kN |
#5=14kN | |
#6=14kN |
C4が14kNに対して、ウルトラライトは12kN。多いほうが強いということですね。
ここでは物理解説はしないけど、一般的に人間が受けると死んじゃうと言われている運動エネルギーは12kN。なら、カムもその程度の強度があればいいんじゃない?と素人判断。
他に比べる重要なスペックのひとつは可動域。これはC4もウルトラライトも同じなので、使い勝手は同じと考える。
可動域 | |
C4 | ウルトラライト |
#0.3=13.8~23.4mm | |
#0.4=15.5~26.7mm | #0.4=15.5~26.7mm |
#0.5=19.6~33.5mm | #0.5=19.6~33.5mm |
#0.75=23.9~41.2mm | #0.75=23.9~41.2mm |
#1=30.2~52.1mm | #1=30.5~52.1mm |
#2=37.2~64.9mm | #2=37.2~64.9mm |
#3=50.7~87.9mm | #3=50.7~87.9mm |
#4=66.0~114.7mm | #4=66.0~114.7mm |
#5=85.4~148.5mm | |
#6=114.1~195.0mm |
|
最後に重さ。軽いほうが持ち歩くのにはありがたいし、軽量化は重要。
重量(g) | |||
C4 | ウルトラライト | 軽量率 | |
#0.3 | 70 | ||
#0.4 | 78 | 61 | 78.2% |
#0.5 | 93 | 74 | 79.6% |
#0.75 | 108 | 89 | 82.4% |
#1 | 124 | 101 | 81.5% |
#2 | 140 | 126 | 90.0% |
#3 | 181 | 167 | 92.3% |
#4 | 258 | 225 | 87.2% |
#5 | 348 | ||
#6 | 530 |
いいことづくめの、ウルトラライトですが、ひとつだけ、マイナス点は、財布が軽くなるという点ですね。これはやむなし。体力つけるかフリーで行くか。。。
ということで、ウルトラライト#1をAmazonさんでポチリ。すぐ届いちゃうのもいいですね。
流石Amazonさんです。
開封して添付されていたマニュアルをみたら、なんと、強度はウルトラライトもC4も12kNと書かれていました。WEBのとは違うんだなぁ。新しいC4は14kNなのかな。
いつ使うのか?今でしょ~ってことはないので、普通の山行でも持ち歩いて、実際の外岩での使い方をマスターしていこうと思う。
#ブラックダイヤモンド
#カム